五十の手習い　魚釣り日乗

一昨日、所用で近くに行ったので

相模川河口の釣り場を偵察することに

平日の正午に関わらず

釣り人はチラホラ居られます



ハゼ釣りで有名な須賀漁港は

「関係者以外の立ち入りを禁止します」の張り紙があるので

さすがに誰も居ません

夜は分かりませんが



で、最も気になっていた平塚新港の駐車場は

恐れていた通り閉鎖されています



ま、予想はしていたものの

ここは長時間停めても安いし（海水浴の季節は別料金）

重宝していただけにちょっとショックでした

周辺道路に路駐されている方も結構居ましたが

時節柄、パトカーの往来が頻繁になってきているので

そこまでの勇気はないですね

反則金もバカにならないし

何より違反点数？が付くのが痛いですから

あと、本当は西湘の二宮、梅沢海岸とか酒匂海岸の状況も確かめたかったのですが

時間が無かったので即撤退

この分だと、恐らく閉鎖してるでしょうけどね

先日読んだ「懐かしい釣り」の一頁



一度でいいからやってみたいですね
  

関西地方は緊急事態宣言解除になりましたが

東京・首都圏は未だ解除されず・・・

とは言え週明けを目途に徐々に解除される方向で進んでいるみたいですが

ただ、解除されたからと言って、「平時のように」というわけにはいかないみたいなので

自由に釣行出来るのもまだ先の話ですかね？

そろそろ釣りモノも多くなってくる時期だけに痛いですね

読書と映画鑑賞の日々は続きます

猫八師匠の「魚に釣られた猫」

自伝的エッセイですが

さすが芸人だけあって、「オチ」のある軽妙なエピソードがどれも面白かった

昭和初期の釣り風景がリアルに想像できて

釣りキチの思考は今も昔も基本的には変わらないんだな

ということを再確認した次第

ま、それは「釣魚大全」や「江戸釣魚大全」を読んだ時にも感じたことですがね

次に読むのは



写真が多いので

より一層、当時の釣り風景を堪能できそうです

Amazon　Prime　Videoで

憑かれたように映画観まくっています

『ジェ二イの肖像』

やはり何度観ても面白い

幽霊モノ全盛？ともいえる近年の日本映画界ですが

７０年前のこの作品を超える映画は未だ見当たらない

強いて言えば個人的な好みも入りますが

同等なのは「異人たちとの夏」くらいのものか？

脚本、演出、役者のどれもが秀逸で

あえてのモノクロ映像がファンタジー感を増幅させている

「素晴らしい」のひと言ですな

『鑑定士と顔のない依頼人』もまた観てしまった

これ、封切時に新宿の「武蔵野館」で鑑賞、感銘を受け二度も観たのですが

その後、on-lineでも何度観返したことか・・・

その度、新たな発見があるから止められない（笑）

半分、病気みたいなものです

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%A4%E3%81%AE%E8%82%96%E5%83%8F%EF%BC%88%E5%AD%97%E5%B9%95%E7%89%88%EF%BC%89-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%B3/dp/B07PMLXXH3



  

想像以上に面白くて

あっという間に読了

江戸時代の釣り文化の広範さと奥深さに感嘆頻り

前半は「何羨録」の内容を解説したものになりますが

著者・津軽采女の釣りに対する情熱と執念たるや

常人の域を超えるものがありますね

「釣り場編」「道具編」「気象編」と

それぞれ事細かに詳述されていて

それは、魚類生態学、気象学、ひいてはバイオテクノロジーを応用した件の記述もあるようです

采女恐るべし

あと、夢枕獏氏の「大江戸釣客伝」の登場人物も実在するので

釣り名人として登場する阿久沢様の件は

他人のような気がしなくて嬉しくなったりもした

釣りキチで有名な文豪・幸田露伴の「幻談」の１節が「大江戸釣客伝」内エピソードの元ネタになっていたり

その「幻談」の１節の元ネタに

鈴木桃野という幕府の学問所教官が書き残した随筆集「反故の裏書」に収録されている

キス釣りの竿に関する物語があったりと

繋がりの妙も面白いですね

ヘビー級の読み物が続いたので

次は



芸人さんの面白いエピソードに期待しよう

Amazon　Primeで映画も観まくっています

特に面白かった作品

邦画

「恋するトマト」



「泥棒役者」



洋画

「スーパーエイト」



「手紙は憶えている」






  

巣籠生活から生じる膨大な余暇時間を利用して

日頃、なかなか読めなかった本を順次読み進めたり

観たかった映画を片っ端から堪能している毎日ですが

先日読み始めた「釣魚大全」もようやく読了した次第

巣籠生活も意外にやること多くて

少しづつ読み進めていたので読了まで10日あまりも要してしまいました

単純な指南書というより、「釣り哲学」書といった趣の本ですね

思いついたときに、拾い読みすると

釣りの原点を再確認出来て良いかもしれません

次に読むのは



江戸版「釣魚大全」ともいうべき

津軽采女が著した「何羨録」を詳細に紹介・解説しています

これは面白そうです

津軽采女といえば

以前読んだ



内でも大活躍した江戸時代の旗本にして釣りキチ

読む前からワクワクが止まりません